抗原検査には、「抗原定性検査」と「抗原定量検査」の2種類があります。

簡単に分けると、下記の通りになります。

抗原定性検査いわゆる抗原検査キット。
抗原定量検査衛生検査所で実施する検査。日本入国時の空港検疫でも使用されています。
Setolaboネットショップで取り扱う抗原定性検査(抗原検査キット)

1. 抗原定性検査(インターネットで販売中の商品)

抗原定性検査は、新型コロナウイルスが「一定の量以上あるかどうか」を調べる検査です。簡単に説明すると、検査するサンプルの中に、新型コロナウイルスが100個以上存在すれば陽性、100個より少ないと陰性という結果が出る検査になります。つまり、新型コロナウイルスの数が多くないと陽性になりません。

抗原定性検査のメリット

抗原定性検査のメリットは、すぐどこでも検査ができ、15分から30分で検査結果が出ることです。そして、発熱していたりなど症状がある場合は、もともと新型コロナウイルスの量も十分多いことがほとんどなので、抗原定性検査でも十分に感知することができます。そのため、症状が出ている場合などにおいて、陽性であるかどうかを調べるには良い検査です。

抗原定性検査のデメリット

抗原定性検査のデメリットは、新型コロナウイルスの量が少ない時は、陽性になりにくいことです。そのため、無症状の時など、陰性を確認する目的では、PCR検査や抗原定量検査と比べると劣ります。高限定性検査を無症状の時にコロナウイルスかどうか調べるには向かないので、その場合は、PCR検査や抗原定量検査を選ぶようにしましょう。

Setolabo衛生検査所にある実際の抗原定量検査の機械

2. 抗原定量検査(インターネット販売不可の商品)

抗原定量検査は、新型コロナウイルスの「量」を調べる検査です。簡単に説明すると、検査するサンプルの中に、新型コロナウイルスが何個あるかを調べる検査になります。つまり、新型コロナウイルスの数が少なくても陽性だと検知することができます。

抗原定量検査のメリット

抗原定量検査のメリットは、精度が高い検査であるということです。新型コロナウイルスの量が少ない状態でも検査が可能なので、無症状の感染者も検出することができます。

抗原定量検査のデメリット

抗原定性検査のデメリットは、衛生検査所で検査をしないといけないので、すぐに検査結果がわからないということです。検査時間は30分ほどですが、衛生検査所まで運ばないといけないので、結果を知るまでに時間がかかります。また、PCR検査よりは、精度が低いため、無症状感染者など、新型コロナウイルスの数(量)が少ない場合は、検出できないことがあります。空港検疫を通り抜ける人が多くいるのは、そのためです。

※現在Setolaboオンラインショップでの抗原検査の販売を一時的に停止しております。